2013-08-29 カジョール ぽえむ ぼくは亡霊の声にカジョールされそうになったが いまいち聞き取りにくかったので 意味を判ぜず かろうじてたすかったようである ところがたすかったとはいえ みじめな暮らしが立ちはだかっているのもまた確かであるので 次のカジョールに耳をすませたいのであろうが 順応精神がそれを許さないし 複雑なプライドによってプライドに入れないのである なにより加齢のせいかしらんが 耳は少し遠くなった