両立しないということ

社会を美しくすれば
自然が美しくはない
社会も自然も美しいとしなければならないのに
社会と自然はわかれていて
しかも反目し合いながら
総和はゼロに思える
社会がプラスな分だけ
自然はマイナスでなければならず
自然がプラスな分だけ
社会はマイナスでなければならぬ
どうにもこれは
ひとつのですぎない考え方で
控えめなのだが
望外の喜びも生まれてこない
2つの抽象的総合的な対概念を考えるときに 必ずどちらかをくさす
総和で考えているから
実は数的なのだ
細かいか 基準がはっきりしているかは別にして
数的
だが数値的ではない
ここらあたりが
曖昧さの本質に関わっているのかもしれない
計量的ではないが
量には関わっている
それをできるだけ天秤を揺れないようにするのは
総合意識なのであり
統治の知恵というか
伝統が関わっているのかもしれない
よくはわからないが