憲章について

中国で08憲章というのを起草?した劉さんという人が獄中でノーベル平和賞を受賞したらしい。
ここからわかるのが、ひらたくいって、憲章というのが、中国にもやっぱりないんだということだろう。
だって、憲章がすでにあれば、憲章を作ったって大騒動にはならないからである。
アジアには憲章が非常にできにくい。
もっとも民主化が進んだと思われる日本であっても憲章は、地方自治体がなんとなく体裁を整えて発表する憲章くらいしかないのではないか。
アジアと憲章はなじまないということかもしれぬ。
そもそも、アジアに民主主義がなじむかというと、実は怪しいのだ。
立憲君主制のほうがいいという考えも出てきそうだが、その可能性を派手にぶち壊したのが日本の第二次大戦であり、これは欧米からみると、「よく壊してくれた。これで好き放題われわれがやれる。えらいぞ日本」という評価にもつながりうる。
そう考えると、欧米によって恣意的に発狂させられたのが日本ということになるのかもしれない。
日本の中では、戦中であってもそのことに気づいていた層はいたのかもしれぬ。
なにしろ、世の中には頭がいい人が多いのだから。