radioactive

英語では、radioactiveで、「非常にデリケートな」という意味がある。
日本で、「放射能的ですね」というと、何を言っているのかわからない、頭が変だと思われる。
ところが、放射能はデリケートなわけで、類推からそういう用法が出てきてもおかしくはないのである。
ところが、放射能をそのようなふうに使うと、だめなのだ。
おそらく、科学上以外のところでは放射能を使ってはいけないからである。
そういう科学に対する生真面目さが日本にはあるのかもしれない。
科学に対して余裕をもって接するということが難しいのかも。
科学に対しては、誉め称えるか、責め立てるか、である。
日常の世界に科学上のあるものの性質はあまり持ち込めない。