何かのトレンドなりがあったとして

そのトレンドが自立独立しているかが一番気になる
自立独立していないと嘘のような気がする
ところがトレンドというのはそもそもが他によって立つものである
ではそのようなものはくだらんとして、トレンドを無視すれば満足するかというと、それはどうもいかん気がする
それはなぜかというと僕の中にはモダニストな部分があるからである
モダニスト・・・!
意外なことである。
モダナイズされねばならないと思うということは、浅はか風に言うと僕は左翼因子ということであり、浮ついたばか者だとも言いうる。
しかしこの分類も変である。左翼ならモダニストで反保守。
それで二分してしまうのもおかしい。
だが、現実社会では2極にわかれてやりあうという建前なので、あえて左翼か保守かの線引きになる。(右翼という言葉は双方の利益のために殺されている)
ここで浮かび上がるのは、本物の自立独立した左翼も保守も、おそらくいないということであろう。
全員が他によって立っているのである。
なぜそれが白い目で見られずに済むかというと、周りが全部そうだからということもあるが、それ以前に歴史的に見て、思想として他力本願を是とするということがある。
しかし、他力本願というものが、現実利益に関わるときにやっていいものかどうか疑わしい。
全く現実利益にかかわらないことのみに他力本願が許される気がする。
この現実社会においては、資本主義というのが一枚噛んでいるので、現実利益に関わらずには何事もできない。
そこが難しいのである。