2013-04-24 病床 ぽえむ ぼくが病床にふせってから もう五日にもなるが その間 肉体の苦しみというものを存分に味わった このような苦しみを我慢している人間たちは やはり尊い なぜなら動物たちは 苦しくても必ず直ぐに忘れるためにまた苦しさを迎えられるが 人間は苦しさを記憶し しかもまたその苦しさがまたぞろ来ることが 簡単に予測できるのであるにもかかわらず まったく辛抱強くそれらに耐えているのであるから ぼくはともすればもう この苦しみをどうにかして断ちたいという 気持ちにもなる