こういう考え方である

ラディゲほどの才能を持っていたとしてもデビュー後わずか数年で死神の鎌によって葬り去られる
芥川しかり、パヴェーゼしかり
才能によって立つことの危うさがここからわかる
ぼくは、才能以外にもうひとつかふたつ自分の立脚点を持たねばならぬ
才能だけということが最も危ないのである