2013-01-23から1日間の記事一覧

箱庭的総合

ひとつひとつの分野を これ以上ないほど縮めて そしてわれわれはこの分野を総合したと胸を張り それぞれの分野の内部ではお互いに笑顔を見せ合い 利益や権益を調整している もしも外の人間が何か批判をしたら じゃあかれは仲間はずれにしちゃおうということ…

『草枕』における鈍感さ

どうしても僕が気になるのは 『草枕』において主人公の口から語られる文化上の「正しい」知識が 現実に即応するというよりも 鈍感さからくる強引なあてはめによって現実を誤認識するほうに働いているように思えるからである 『草枕』が一流の作品になるため…