新しい生活

何かの主義に染まると、そこから新しい生活が始まる
であるから、小林多喜二は『党生活者』というタイトルをつけたのである。
そこに気づくのは偉い。
小林多喜二は、やはり段違いの才能である。
ズバリ来る。
まどろっこしくて、最終的にかすりもしないのが、普通なのである。
生活は変わるんではあるが、生活が破壊されて他のものにはなるわけではなく、なりえないのである。
生活ということをもっと突き詰めねばならん。
ナントカとうたという、関西の生活詩人も、生活詩というのをテコにしてのしあがったらしい
それは、健康的生活、救済済みの生活、である。
不健康な生活、救済不能な生活、からくる生活詩も書かれなければならん