窮まれり

僕には文学しかないのだが
僕の中で文学への不信がこれ以上ないほど深まっており
とうてい文学を許容できぬ
だからといって他のことをやれるかというと
かなりあやしいのであり
では死のうかというと
死ねば文学に敗北したといわれ
ゲスな野郎が後で論文を発表したりして
まんまと地位を得たりするのもシャクであるので
生きてなんとかして
この文学という奇形児に対して
復讐せねばならぬ