作家と俗

どうも今いる作家を並べて眺めると
どの作家にも俗を感じるのである
俗を感じさせる作家でありながら俗を書いていない気がする
俗を書かないのだから当然聖も書かないであろう
おそらくかれらは、俗ではなく卑近を、聖ではなく遠聖を書いているのである
ならば何を書くか
何が書かれているのか
それは本屋に行けばわかることである
逆の発想でいくと
ウェブにだけあるアングラ本屋を作って
そこに文壇をこしらえれば
ある程度受けるかも知れぬ
しかし問題があって
無償でそのような文壇に登ってくれるモノ好きは
おのれ以外にはおらんだろうということだ
ならばぼくが様々な種類の作家にならないとこれは実現しない