ベアトリーチェ!

僕のベアトリーチェ
君と過ごしてさえいれば僕はいまごろ
毎日をうれし涙で過ごしていたはずなのである
一体全体何がどう間違えば
こうなるのか
僕の類まれなる個人的不運は
君の肉体が旅行に行ったことに起因している
だがおそらく
社会は僕の愚図や無法図を責めるのであり
ベアトリーチェはいつまでもけがれない姿で楽園にいるのである
それは女性という概念に対する冒涜だ!
のみならず逃避であり堕落である!
しかしそのいかに甘美であることか!
−−ネルヴァルのサンクレティズム?