2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

天皇のなりそこねみたいな人間が多いのである

なぜ処女小説というのか

おそらく、日本における現代文学というのが、巨大な男根であり、その男根を崇め奉るようになっているからである そのような崇め奉りにおいては女性的態度でのぞまねばならぬ 女々しくしおらしくしていなければならぬ 女は社会に潜む邪悪に気づいてはならぬ …

なぜ俯瞰的小説が日本では不可能か

おそらく、俯瞰なり鳥瞰なりすれば、日本現代文学が巨大な男根であることが一目でわかってしまうからである であるから、ほふく前進もしくは空想上の世界を飛び回るような浮ついた小説のみ可能なのである 僕はもっとも低空飛行する鳥にならねばならぬ もはや…

誤解

よう考えたら僕が作家になったら きっとぼくは誤解されるのである そして わらわらと金か名誉欲しさに 俗人が次々に群がるに違いない そいつらをひとりひとりこらしめていると 僕の人生の時間が浪費されるに違いない 僕は俗人のためではなく 死者と狂人のた…

日本語は欺瞞言語

日本語がぼくにはもう 欺瞞言語にしか思えぬ であるなら 日本語をたたいたりゆすったりして ちへどを吐かせるしかないのだろうか それとも 日本語を愛撫して さらなる欺瞞を引き出すべきなのだろうか

部落がおかしいというより部落以外がおかしいのである

じつは部落における状態が正常である ところが不遜にも部落以外の人間は部落ではないと信じているのである つまり部落は正しいがゆえに迫害されるのである というような構造をとっているらしいことが感ぜられた この場合の部落の正しさとは、行動や生活にお…

ぼくが文学をやると押し売りになる

在日の押し売りになるのである そうなると文学以外をやらねばならないとなる ところがどうやらぼくは文学以外には才能がないようなのである だがじつは、ぼくは文学においてもたいした才能はない それでも、文学以外においてよりはある

ぼくは私度僧になるしかないのかもしれぬ

読書を成立させているものをもう一度分析する必要がある

ひとことでいえば、読書というものが、固有領域にあるのである 読書というものが、じっとしすぎているのである

えいたろうとシゲキチと美代 1

「驚きましたよね」 「びーっくりした」 「本当に驚いたよ」 ぶよぶよした金魚が尻を振った。尻の先には提灯のような排泄物が連なっている。

行為の多寡

行為は多いほうがよかろう 少なくとも行為が少ないよりは 行為を多くするためには 行為をたやすくさせるか 行為者の頭数を増やすかである 行為をたやすくさせるために 人間をコンピュータネット空間に誘って そこであれこれクリックやらをさせると 行為は一…

慈母

ぼくがのぞむものは 慈母である すべてを包み込み 叱り 諭し 導き ぼくをひとりだちさせてくれる慈母である それはおそらく人ではなかろう

純文学

ぼくはうかうかなどしたくはないのである ところが何をどうしたらそうなるかが わからないのである

映画がきらいになってきた

ワーワーうるさいのである

不幸になる運命だったのかしら

この不幸 やることなすことおおはずれ みんなどっかいった ひとりも帰ってこない さようなら おたっしゃで しかしそのまえに 僕の元気を取り戻さねばならぬ このままではつまらぬ

なぜ白痴か

なぜ僕は3日に2日は白痴で 3日に半日くらいは賢人なのだろうか いっそ3日とも賢人になったらどうか ところがそうはいかないのである

この僕の白痴を

この僕の白痴を白眼視してはだめで にこにこして観察せねばならぬ 白痴の観察など なかなかできるものではないのだ