2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

infirmはその虚弱をどうやって克服すればいいのか

恐ろしきは愛

愛が 原発並に堅牢な僕の心を ときたま貫き通して 僕は さめざめ泣くことになる いったい愛は フウルプルウフだが いわば ラブプルウフに自らを律することは 極めて難しい 僕にまつわる愛は 僕を窮地に追いやり 僕をいじめて 僕をみじめにし 僕をとんでもな…

恐ろしさとよそもの感

どうやら僕はまた 外様になった気がして いったい武将でもなんでもないのに 金をすこしでも握らされた以上 この狂宴には死ぬまでつきあわないといけないのである そこではどんななにをやっても 攻撃ないし防禦とみなされ 気の休まるときがない どこかで計器…

僕の孤独はどうもしょうがないのだ

あとはどう孤独を充実させるかである キルケゴールなどもちょっと読んでみるか 僕とキルケゴールは気質的に似ていると思うのだ あとはカフカかな カフカの文体は参考にしてもいいと思っている

シュティルナーという人がおるらしい

何をやっても失敗したというので共感が湧いた 僕もあまり成功するほうではない

そうはいってもアメリカ的成功もやらないとだめだ

華々しく 目立って 大衆を熱狂させねばならん そのためにはやはり 大衆を研究しなければならぬ

しかし何をやろうにも元気が出ない

怖いやら恐ろしいやら 今は内省と涵養の時期なのだろうか?

(←それは自然観がおかしい。自然が勝手に自立しているわけではない。なるがままになっているだけ。なるがままになっているものが偉いと思えるのなら人間のなるがままになるありようをすべてリストアップしてそれらを自ら実践すべきであろう。そのような努力…

そんなになるまで、命が危うくなるほど悩む江戸っ子が一人もいるわけがない

ところが文学作品上にはいるのである それでちょっと面白みがでる

力がプシュ〜と抜けていく感じがする

哲学をちょっと勉強し始めて 力を入れるようなことがなくなってきた 軟弱になっているのかもしれぬ

読書スピードが遅くなった

文字の意味はもちろん、背景からなにから全部納得いくまでは絶対先に進まないようにしたら、極端に読書スピードが遅くなった

長編小説とは何者か

かなり高い情報処理能力を要求されるのに、読み終わったところでまともな情報はほとんど得られない 周囲の人間たちや国民たちとの共通感覚を養えるかというとそうではなく、同じ本を読んだ読者たちとしか共通感覚を養えない 長編小説とは、よく考えると矛盾…

『夏の散歩』

(どうしたものか、この疎らな世界というやつは) 思わず心から声が出た。透き通った光ときらめきが、鈍く重い。ちょちょぎれる蝉たちの声色が生命力を感じさせるとともに、眠ったまま出てこないずくの蛹たちを思い浮かべさせ、そこから半狂乱のように地面を…

小説を書くとしたらやってはだめなこと三箇条

・支離滅裂でも理路整然でも駄目である ・淫靡すぎても淡白すぎても駄目である ・冗長すぎても簡潔すぎても駄目である こうして並べてみると難行のように思えてくる。売れる方法から考えたほうが早い気がする。しかし自己実現の手段として小説を考えるのであ…

文学をもしやるとして何を目標にするか

ひとつ言えるのは、googleに負けたら駄目だと思う 文壇の誰かと張り合うというより、アメリカで最先端を行っている企業に負けないようにしないと駄目だ。 しかし、実際何をどうやればそれが実現するのかはわからぬ

性欲は自然だと暗に言っている文学作品があった

どこが自然なものか 性欲は神から与えられた罰であるはずで、そういう意味では性欲は不自然極まりないものである だがそれは西洋の考え方だ 日本では性欲が罰だと思われたことはないだろう。キリスト教信者は別かもしれないが。 性欲を抑えなきゃとは教えら…

ちょっと僕は賢くなりすぎたかな

色々本を読んだり映画を見たりしすぎた 非常に高尚な見方をするようになっている この世の中で売れるには庶民に大アピールしないとだめである 今のままいくと庶民を置いてけぼりにしてしまうかもしれぬ 庶民である自分を作らねばならぬ

漱石と家族

漱石の書く家族は、ほとんどが貴族的な暮らしをしていて、どこかで思い当たるなーと思っていたが、どうもイギリス文学における貴族とだいぶ似ているのである。それも、おそらく500年とは続いていない、もしかしたら100年も続いていない新興イギリス貴…

漱石文学における猥語

旨い、食う、というような猥語を当たり前のように使うくせに、性に関わることに関しては厳粛になってごまかしてうやむやにする。 性に関わることに関しては婉曲語すら使わないのである。 そのくせ性は大問題だなどと言ったりする。 自発的に性は大問題だと思…

なんで批評家や評論家は

なんで批評家や評論家が後出しじゃんけんしかしていないのに大きく間違うのだろうか もしかしたら世の中はじゃんけんではないのかもしれない

或中年Y一日奮闘記 (6)

「ふんふんそうですか。それでその二人というのは今どこに?」 僕は聞いた。 「それはあなたが受諾してもらったらお話します。なにしろプライベートなことですし人身が関わっておりますからね。容易に部外者に話せるようなことではございませんので」 しきり…

未知の脅威

いたいけでちいとばかりずるがしこい 世間並みの世知と愛嬌 ふむこれは、見捨てられるくらいの判断力はあろうか? 見送り役というわけか cocuになるか未婚者になるかなのであろう 罰当たりはどちら様だろうか 追及の手は足を動かさず伸びるので手の主は怪物…

漱石作品に通底するとおもわれることその1:仮想近代

日本近代がここまで後退したらこれくらいは悩むだろう、というくらいの人間を書いてしまいにしたと言える。 漱石が詳しく事実を調べて縷縷正しい事柄を並べたとしても、最終的には仮想近代を書いてるようにも見える。 実際は大戦争というところまでいったの…

勝手に評論中に自分の政治的主張をはじめる評論家がいた

驚いてしまった たとえるなら、人のふんどしでボクシングはじめるようなモノだ

漱石が気にする胃病と性

性にこだわる割には癇癪を気にして分析することはしない漱石(癇癪の原因は性にあると考えられるのに性と癇癪を結びつけて考えない) 胃病を気にする割には天ぷらを食べ続ける漱石(熱いお湯に好きこのんで入る江戸っ子気質を発揮したかったのだろうか。しか…

つらさがすり抜ける

みんなにそれぞれのつらさがすり抜けて 外にある底につらさが吹きだまろうとするから みんながつらさを受け止めて闘うように仕向けなければ そして底抜けにしないといけない そのためには 読んでいてつらくなるような 悲惨小説を書かなければいけない しかし…

底抜けになってないから救われないのである

きっとそうだ

韓国ドラマクムスンを見てて思ったのだが

韓国人はほんとうに実直なのかもしれない 駆け引きができない おそらく、韓国人を扱うとしたら、簡単か極端に難しいかどちらかである

中年女性の意見が大事なのではないか

アメリカでいうオプラみたいな人がいればいいんだが 中年女性が日本では弱い 中年女性が強い国は強いと思う

或中年Y一日奮闘記 (5)

「この封筒はわたしどもの純粋な善意から来ておりまして、あなたへの尊敬のあらわれのひとつでして、なんら見返りを求めるものではありませんので、お納めください」 そうやってドアーの向こうにいるであろう「見知った男」は、かなりゆるやかなおじぎをした…