2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

日本は近代女流作家が弱い

フランシス・バーニーや、ジェイン・オースティンのような人がいない。

民主主義は「ブレる」

民主主義というのは選挙に従属するから、選挙によって議員は入れ替わる。 封建的心を持つ側からすれば、支配者が「ブレ」まくるということになる。 当選した人も任期が終われば交代するわけだ。 「ブレ」を批判するというのは、任期の間は主張が変わるのはお…

身体の不調

猛烈に頭が痛くなって 胸がおかしくなり 真っ白なものをたくさん吐いた 僕は吐くときに なだれうつような 滑り台をすべるような 少し心地いい童心を 感じた 嫌悪的生理が 生理的に嫌悪の根拠もない嫌悪が 心地いいのだとすると これは 動物化である 動物化し…

英語には情報平等の原則がある?

受け取った側があとで評価の軽重を判断するとしても、 情報そのものには重みに差をもうけてない気がする。 英語で並列に説明する単語が羅列的に出てきたとき、 そのまま説明するためだけのときが多い。 順番もでたらめなことがある。 ということは、英語圏の…

英語には言葉に重みがない?

だから社会や宗教が言葉を重くさせるのかもしれない。 日本語だと、言葉がまず重いものと軽いものがある。 一語発すれば終わりという言葉がたくさんあるのが日本語。 そのくせ一般的語彙は少ないのが日本語。 専門化された多くの各分野で語彙はそれぞれある…

光をどう考えるか

光というのを抽象化するとしたら、ランプは抽象でその具体的がランタンだという発想が出てくるのだろうか。 the lamps of the street lifted their feeble lanterns という表現があって、これは、通りに備え付けられているあかりというのは通りにはあるべき…

「ひが」と「びか」

「ひが」、というのは悪い意味で普通じゃないということ。 「びか」、というのは尾を引くということ。 「ひがびかし」、という言葉があってもよさそうだが、ない。 で、よく考えてみると、悪い意味の言葉には修飾がつきにくい。 いとひがなり、というのは考…

「ゆほびか」

「ゆほびか」から、ゆったり、おおらか、という形容詞が派生したんじゃないかという気がする。 「ゆほびか」を現代語で訳すというのは、元に回帰するということになる。 しかし、「ゆったりしておおらかだ」と訳すと、一語一対応の原則に反することになる。 …

stink と odorous の違い

どちらも、においがする、ということだが。 stinkは悪いときだけで、odorousは必ずしも悪いときだけというわけではない。

toss と swing の違い

どちらも、ゆれる、ということだが。 tossのほうがゆれる度合いが小さい。

山之口獏

この方は即興詩人だったのかなーと思っていた しかしそうではなかったらしい 先日原稿用紙7500枚が見つかった、と新聞に書いてあった 何度も書き直したりしていたようだ まじめに詩だけに打ち込むタイプだったのだ 驚いた 沖縄の詩人である 沖縄の詩人と…

「座頭市果たし状」

・悪態がすごくおもしろい。 ・せりふまわしがいい。 ・目が見えない演技がいい。

ピエロ

ぼくはピエロになろうと思った しかしピエロは外来のものであり 日本にピエロはいないことに気づき すこし驚いた 日本にいるのは おどけでありピエロではない 外来のものになろうとするのは 外国かぶれにすぎず ピエロになろうとしたら 外国に行くしかないの…

を、の用法

「ししこらかしつる時はうたてはべるを、とくこそ試みさせたまはめ」 この時の「を」は、ご注進の「を」だ。 注進というのが注進になったら露骨になる。それに、注進されたことがはっきりしてしまう。 それをあいまい化するために、仮定+「を」+進言、とい…

聞こゆ、の意味

これを現代語訳すると、「申し上げる」になるらしい。 しかし、ことば本来の意味からすれば「(貴族が)聞いた」というだけだ。 おそらく、動作の主体が常に貴族だから、誰からが何かを貴族に話しても、その誰かに中心化されてものごとはとらえられない。 貴…

貴族の本質は没落にあり??

アメリカ文学を嫌悪しようと思った

ハードボイルドというのが、どうにもがまんがならない 気に入らぬ しかし、映画の『プレデター』が面白かったので、アメリカ文学もまあいいかと思ってしまった 嫌いになろうとしてやっぱりなれない それというのも、アメリカ文化が多様なので、嫌うべき相手…

飛び降り

飛び降りという言葉はおかしいのだ 飛ぶと降りるは同時に行えない 飛んで降下した、というのが正しい 飛び降り、というのは飛んだら降下する、という重力の法則を示すだけで、 人の主体的行為を示しているわけではない。

詩作がはかどらぬ

だが それは詩人にとってよくあることであり 下手すると五年十年不作は続くのだ 問題は出来ないことより出来うるものの潜在的出来が低下することである マルラメを思い出そう マルラメも大変な不作の時期があり そもそもマルラメは寡作だった 僕は僕自身に焦…

詩ができないわけ

だいたいの表現はもう思いつくした感がある 奇を衒う表現の数々は、地中深くに埋めねばならぬ 実直でなければならぬ かといって愚直はだめだ 技巧的であってはならぬ しかし稚戯になってはいけない 詩を書いてみても 前書いたようなものしか出てこない 止揚…