2011-01-01から1年間の記事一覧

マイクル・クライトン

ハーバード大首席卒業だったらしい どうりで理知的なものを書くと思った 単なる科学オタクではなかったわけである 本物の秀才だったのだ

共産主義

共産主義は、共産主義がゴールだと思っている 財産を共有することがゴールだと思っている しかし、財産を最終的にはなくすことをゴールにしないとおかしいのではないか 財産を認めて、私有は否定する、というのはどうも変なのだ それは中途半端であり、妥協…

風評とは

「根拠のない噂などを、非専門家が流すこと。主に国民がこれをやる」ということらしい。僕の脳内辞書にはそうある。 しかし、よく考えたら、原発事故があった当初はお上のほうが、根拠のないことを言ったり言わなかったりで国民は右往左往させられたのである…

文学上の優等生になるか、悩むところだ

なにしろ知識の蓄積、関係の蓄積というのがすごい ひとつでも知らなかったらばかもの扱いであり、ひとつでも疎かったりしてもばかもの扱いである。 文学上のばかものに至る道は無数にあり、文壇生活ができる道は細く狭い。

もう戯作でいこうかな

でも何がみんなを面白がらせるのかがわからないな

SFとは生鮮商品か?

すぐに消費されることが求められるようだ SFのルールにのっとると、すでにもうそういう商品性を負わされる そこが難しいのか SFをやるなら、どっぷりその業界に浸かるか、そうでないなら劣等生になるか、しかなくなるのである

堀辰雄はなかなかだな

だけど、よどみはないけど、意外性がないかな はみだすところがないのだ

自分の夫のことを「お父様」と言うのだろうか?

でもありえるかも 家制度のことを書くとき、話を緊張感のあるものにするには、父親の権威を高めないとだめである

堀辰雄文学を一言で言うなら

メルヘン だろうか ところどころ、空想的な描写が混じっている。 それが最も類型的なメルヘンチックな情景なのである。

堀辰雄 「〜でおいでだった」

この言い方は面白いな 今ではこういう言い方はないかな よほど良家のおばあさんじゃないと言わなさそうである

堀辰雄に戦争が与えた影響を知りたい

どれくらい戦争が彼を苦しめたのかを知りたいのである あるいは気にならなかったのかもしれない それはわからない

horse sense

常識という意味だって。 日本では馬といえば馬鹿なのに。 馬の感覚=常識? 馬でも理解できるくらいの簡単なこと、ということなのかな よくわからない

80年代SF映画を見てのギモン

当時はすごく斬新だったはずである ところが、今見るととてもありふれた感じがして、むしろ陳腐すぎてイライラしてしまう 他の映画、たとえば恋愛映画とかは、やってることはまさにありふれているし陳腐そのものなんだが、肉体の上についている皮が違うせい…

困った

何もかも すり抜けた 見えるものすべて よその話 僕の内に肉があることが もはや許せぬ しかし身内に そのような人があると みんなが困る だから 明日も 寝たり食べたり するしかないが なんとも 味気ない なんとも 冴えない

ドストエフスキー

この作家の登場人物が 合理的な行動をせずに自らドツボにはまりにいくということがあって 不思議だなー なぜかなーと思っていたが この作家自身が 半分くらいは狂人だったようである したがって かれはわけがわからない人間のことが多少わかっていた可能性が…

思い出した

大学で文学の先生が どこかの大学の論集みたいなので 日本の中世における賭博について扱った巻があるとか言ってた それみたい! でもなんだったかな どこだったかな 忘れた・・・

コクーン

感熱地図(heat sensitive map)を見ていて "Yeah, it's a brand-new development." "The Japanese have this." "Japanese developed it" と言っていた。 この映画が1985年公開で、この頃は新しい技術を商品に反映させて、社会に持ち込んでくるのは日本人…

That makes one of us. 

That makes one of us. という時がある。 一人が何かわからなかったりできなかったりするとき、もう一人が助けてあげるときに言うことば。 日本人なら「じゃあ僕がやります」というところ。 ところがアメリカ人は「僕たちの内の一人である僕がやるところだ」…

黒い交際を排除する宣言

これに信用が置けない 近代刑法では、基本的にはどんな犯罪を犯した人であろうが社会復帰させるべきだという考えでいっているようだ(教育刑)。 ところが、かれらは一部の人たちを黒い人たちと決めつけ、これを排除しようとする。 しかも、黒いとされる人た…

職業に貴賤はない

職業に貴賎はないといわれる しかし職業における対価には大小が大ありである 貴賎の問題をやかましく言う人は対価に大小があることには口をつぐむ これはどうしたことか 大を求めてみなが蠢きあっている 小は貧困につながる 小であって富裕になるということ…

ラスコーリニコフはあれだけ頭がいいのになぜ経済に疎いのか

自分が金儲けする側に回ればいいではないか アメリカでは貧民出身の人間がおのれの才覚だけで億万長者になったという話がいくらでもある なぜラスコーリニコフはそうなれなかったのだろう 金貸しの老女を殺してみたところで、費用効果は非常に小さい むしろ…

貧乏神、福の神がいるとしたら

中流の神がいないとおかしい ところがそういうことは言われないようである 一億総中流になったとして、中流に神がいないのだとすれば、一億総無神になる しかし全員が無神なら特に問題は起こらない 全員が全員、無神であることに気づかないからである ただ、…

TPPとは?

太平洋沿岸国をぐるりとまとめて経済圏を作ろうというわけだ アメリカ主導、他の強国不在 新しいアプローチである これを他の経済圏から独立させる 結果としてアメリカが利益をコントロールできる状況が生まれる 取りたい時には取って 過分に取ったときはゆ…

オリンパスの飛ばし問題

どうやら巨額の損失隠しがあったようである 思い出されるのはエンロンの損失隠しである エンロンの場合は損失隠し以外にも粉飾決算が多かったらしい エンロンにしてもオリンパスにしても高度な会計知識を持つ者たちが暗躍して法外な報酬をもらっていたことは…

デジタルと老い

実体を持つすべてのものは老いる 年を取る ところがデジタルは年を取らない そこがおかしいのである デジタルは年を取らないという特質を 特にとりあげてみたい 遡れば 年を取らないものはあった 金である 金は年を取らない 古びた紙幣やコインというのはあ…

原卓也

ロシア文学翻訳者 主にドストエフスキーを訳す 東京外大 今生きている亀山さんよりできるかもしれない 2代続けてロシア文学をやったようだが3代目はやってないようだ 2代やるなら3代目もやったほうがいい気はするが

ネクラーソフ

ロシアの詩人。貧民に目を向けた詩を書く。 現実暴露的な作風。

大原恒一

ネクラーソフの翻訳を手がけた。

捨てられた植込み

会社が大きなビルの上層階に移転した それに伴い 会社前の植込みは打ち捨てられた スプリンクラーが蛇口から外され ごみは毎日ふえていき かれは日に日に枯れていっている しおれた茶色の葉が のたうつように水を求めていた かと思えば しおれきって糸のよう…

村上春樹 その6 ものすごい労力を使ってやっと『海辺のカフカ』上巻を読み終えた

合わない作家につきあわされる時間というものは、何もしないより辛いものである 特に不愉快だったのは青島さんのくだりである 性同一性障害者というので意表をついたつもりだろうが、ほとんど取材をしていないということがわかってしまう おいしそうなところ…